石原光世のサイト’ぱんだぴあの’いしはら流ピアノレッスン
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レッスン

いしはら流ピアノレッスンの紹介です

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*いしはら流ピアノレッスンのすすめ

「ひやくジョイントこんさあーと」のプログラムを挙げておこう。

テーマソング
「Let's begin!
みんなのコンサート」

「ひやくジョイントこんさあーと」のオリジナル。 このコンサートがピアノ発表会になる前から歌われているもの。
(詳しくは「ひやくジョイントこんさあーと」のページへ)

ピアノ発表

春の場合、ほとんどの子が暗譜。私が一緒に出演する場合や、どうしても楽譜を見る必要のある子のみ楽譜使用。
その年によっては、テーマをかかげたピアノ連弾コーナーなどもある。

ミュージカル

毎年、生徒の誰かがあらすじを書き、私が台本を書いて、オリジナルの歌や既成の歌をいくつか入れて作っている。
このミュージカルの最大の特色は、出演している子、全員に一言以上のセリフがあることだ。 舞台にじっと立っていられなくても、「アー」とか「ウー」しか言えなくてもセリフがある。
毎年、内容は変わるのだが、こういう子たちは毎年同じセリフが当たる。例えば「おはよう。」というセリフを 2、3年しゃべる。 こうすると不思議なもので、1年目には「ウー」でも3年目にはしゃべれるようになっている。
歌も(オリジナルを含め)毎年同じ歌をいくつか入れておく。言語障がいの子は、歌うことで声が出るようになることもある(ようだ)。
また普段、暗いところが怖く、移動に時間のかかる子が、暗転と同時に舞台を走った時は、親も私も大変驚いたものだ。

合 奏

その年、流行した歌を全員で合奏。(2004年は「世界に一つだけの花」) ピアニカとリコーダーでメロディーを担当、その他の子は打楽器に回る。それもほとんどは「ウン、タン」で、後は気のおもむくまま。 ピアノとドラムでサポートするので、崩れることはない。

エンドテーマ
「心に愛を」

テーマソングと同じく、「ひやくジョイントこんさあーと」のオリジナルソング。バリアフリーコンサートで開演時に流れるメロディーはこの「心に愛を」である。これも20年近く歌われている。

コンサート写真

上記演目のうち「ピアノの発表」以外については、教室ごとに集まってする合同練習がある。 しかし、これも多くても4回、各練習も1時間程度で、決して多くはしない。 こうしておくと、親も子どもも必死で「自主練」してくれる。
ピアノについても同じで、決して臨時レッスンなどはしない。賭けは大きいが、この方がうまくいくようだ。 演奏の出来不出来は一切問わない。お客様に対するステージマナー(お辞儀など)は割とうるさい方だと思うが。

「ひやくジョイントかんぱにぃ」のスゴイところは、親のスタッフ体制が完璧なことだろう。 そのうち何人かが「バリアフリーコンサート」のスタッフを兼ねているため、 舞台転換などがめちゃくちゃ早いのである。(それも大概、私からお願いするわけではなく自主的に動いてくださる。) プログラムだけ見ていると、どんなに時間のかかるコンサートかと思うのだが、いざ始まると嵐のように(?)過ぎていく。

終わると、自分の子どもはそっちのけで「○○ちゃんは、今年はじっと舞台に立っていた。」だの、「お辞儀が良かった。」だの、 およそピアノ演奏とは関係ないところで盛り上がってくださる、大変ありがたい親御さんたちである。

《終わりに》
レッスンイメージ写真

ここに登場したレッスン法は、ほんの一例です。まだまだ現在進行形なので、もっと発展(?)するかもしれません。 昌美ちゃんは現在、スーパーで働いています。彼女はピアノのほかにフルートも演奏し、よく人前で披露していました。 それと同時に情緒的な面も安定してきて、笑ったり会話したりということもできるようになりました。 第1回のバリアフリーコンサートの時、彼女が持ってきてくれた手作りの紙のお人形が、今も私のピアノの上に飾ってあります。

洋輔君、めぐみちゃんは、今もかんぱにぃのメンバーです。
洋輔君は長い間、私との会話はなかったのですが、最近、私がレッスンそっちのけでお母さんとしゃべっていると、「ピアノする。ピアノ教えて。」と言うようになりました。 それが聞きたいばかりに、時々わざとしゃべり込んだりする"いしはら"です(ゴメンね)。

めぐみちゃんはこの頃、顔全体で笑うようになりました。 時々時間がなくて曲を変えたり短くしたりすると、思いっきり「反抗」してみせるなど、自分の意思を表せるようになりました。 そういう時、「あぁ、このレッスンは一方通行じゃないのね♥」と幸せを感じてしまう、ヘンな"いしはら"先生です。

最後に。"いしはら"のソルフェージュ能力およびリズム感を日々鍛えてくれている生徒の皆さん、ありがとう。 これからもよろしくね。(^_^)/~